何回か、化粧の歴史について書いていますので
追加しておこうかと思います
日本のもう一つの化粧文化に「正面顔」の文化があります。
反対に西洋の文化では、顔を横顔から表現する「横顔」の文化が古代エジプト文明の時代より始まっていたことが明らかになっています。
「正面顔」がいったいどのような意味があるのでしょう
化粧でたとえると、当時キレイとされていた白塗り化粧で顔を真白くすると、顔のもつ凹凸感がはっきりとしなくなり、そのもの(顔)の特徴が分かりにくくなる特徴があります。
逆に、「横顔」はというと…
顔や身体の凹凸を強調して、存在感を周囲にはっきりとアピールすることになります
日本の古い絵には、横顔のものはほとんどなく、
正面から描かれたものであり、凹凸がアピールされていないのです
最終的には、正面顔の文化から言える乏しい存在感と
横顔の文化から言える強調される存在感
昔から自らの存在を目立たせることをしなかったことが、「眉化粧」や「お歯黒」同様に「正面顔」の文化からも明らかになっています。
やはり日本人の文化は、奥ゆかし心が宿っているようです
控え目で自己アピールの少ない日本人にとっての化粧の目的や必要性は、きっと文化に根差した方法でアプローチする必要があるはずです
それを日々考えて、もっと化粧で輝く女性を増やしたい
引用参考文献:
大坊郁夫・神山進・監修高木修(1996)被服と化粧の社会心理学 人はなぜ装うのか,北大路書房.京都.
